不動産事務はやめたほうがいい?きつい理由と40代未経験の現実

コラム

こんにちは。はたらくわ編集部です。

「不動産事務は性格悪い人が多いからやめたほうがいい」「きつい、辛いから辞めたい」といった噂を耳にして、応募を迷っていませんか?

もしあなたが未経験でこの業界に興味を持っているなら、給料が安いという口コミや、残業やクレーム対応で病むかもしれないという不安は無視できない問題ですよね。実際のところ、不動産事務は向き不向きがはっきり分かれる仕事です。

私自身、周りの友人からも「土日休みがないとストレスが溜まるよ」と相談を受けることがよくあります。この記事では、そんなリアルな悩みや動機に寄り添いながら、実際の現場がどうなのかを一緒に見ていきたいと思います。

  • 不動産事務がきついと言われる具体的な理由や背景
  • 人間関係や給料面でのデメリットと対処法
  • 未経験の40代からでも転職を成功させるための考え方
  • 宅建資格やスキルを活かしたキャリアアップの可能性

不動産事務はやめたほうがいい5つの理由

「やめたほうがいい」という声が多いのには、それなりの明確な根拠があります。ここでは、実際に働いている人たちが抱えがちな悩みや、業界特有の構造的な問題について深掘りしていきます。これらを知った上で、「自分ならどう感じるか」をイメージしてみてください。

性格悪い人が多く人間関係がきつい職場

不動産業界はどうしても「数字がすべて」という成果主義の側面が強いため、職場の空気がピリピリしがちです。特に営業スタッフはノルマに追われていることが多く、そのストレスが事務職に向けられるケースも少なくありません。

事務職は営業のサポート役という位置づけですが、会社によっては「雑用係」のように扱われ、「お茶出しが遅い」「資料作成のセンスがない」といった理不尽な叱責を受けることもあります。昔ながらの体育会系気質が残っている会社では、言葉遣いが荒かったり、態度が威圧的だったりする「性格がきつい」と感じる人と関わらざるを得ない場面も出てくるでしょう。

ここに注意

すべての会社がそうではありませんが、少人数の店舗などでは人間関係の逃げ場がなくなりがちです。面接時に社員同士の会話の雰囲気や、事務所の空気を観察することをおすすめします。

電話対応やクレーム処理で病むリスク

不動産事務の仕事は、単にパソコンに向かって入力作業をするだけではありません。むしろ、電話対応や来客対応といった「対人業務」がかなりのウェイトを占めます。その中でも特にメンタルを削られるのが、入居者やオーナーからのクレーム対応です。

「エアコンが壊れた」「隣の部屋がうるさい」「水漏れしている」といった連絡は、事務スタッフが一次受けとして対応することがほとんどです。電話口の相手はすでに怒っていることが多く、自分に非がなくても怒鳴られたり、長時間文句を言われたりします。こうしたネガティブな感情を日常的に受け止めることで、心が疲弊し「もう辞めたい」と病んでしまう人も珍しくありません。

営業事務は残業が多くて辞めたい人が多い

一般事務のイメージで入社すると、その忙しさに驚くかもしれません。特に1月から3月の引越しシーズンは業界全体の繁忙期であり、目が回るような忙しさになります。

営業担当が外回りから帰ってきた夕方以降に、契約書の作成や物件情報の登録依頼がまとめて降ってくることもよくある話です。「今日中にやっておいて」という無茶振りに応えていると、定時で帰ることは難しくなります。また、お客様の都合に合わせて急な対応が発生することも多く、自分のペースで仕事を進めにくい点も、残業が増える要因の一つです。プライベートの時間を大切にしたい人にとっては、この拘束時間の長さが大きなストレスになるでしょう。

仕事量の割に給料が安いと感じる待遇面

不動産会社の給与体系は、営業職であれば「固定給+歩合給(インセンティブ)」で高収入を狙えるのが魅力です。しかし、事務職には歩合給がつかないケースがほとんどで、基本給のみの固定給となります。

それ自体は他の業界の事務職と同じですが、問題なのはその業務量と責任の重さです。営業のサポート、電話対応、接客、経理補助、物件管理など、多岐にわたる業務をこなしても、それが給料に直結しにくいのです。「隣の席の営業さんは契約一本でボーナスが出ているのに、私はどれだけサポートしても給料が変わらない」という不公平感を感じやすく、モチベーションを維持するのが難しいという声もよく聞かれます。

給与アップの壁

事務職は昇給の幅も限定的なことが多いため、長く勤めても手取りがほとんど増えないという悩みを持つ人が多いのが現実です。

土日休みが取れずストレスや辛さを感じる

不動産会社にとって、土日祝日はお客様が来店される「書き入れ時」です。そのため、事務職であっても土日は出勤となる会社が大多数です。基本的には水曜日が定休日で、あとは平日にもう1日休むというシフト制が一般的です。

独身のうちは平日休みのメリットを享受できるかもしれませんが、結婚したり子供ができたりすると状況は一変します。夫や子供、友人と休みが合わず、イベントや旅行に参加できないことが増えると、孤独感やストレスを感じやすくなります。「カレンダー通りの休みが欲しい」という理由で退職を決意する人は、実は非常に多いのです。

それでも不動産事務はやめたほうがいいとは限らない

ここまでネガティブな面ばかりを見てきましたが、それでも不動産事務を選んで活躍している人はたくさんいます。デメリットがある一方で、この職種ならではの大きなメリットや、将来につながる可能性も秘めているからです。

未経験の40代女性でも転職しやすい

一般的に、30代後半から40代になると、未経験職種への転職ハードルは高くなります。しかし、不動産業界は慢性的な人手不足であることや、人生経験が接客に活かせることから、年齢を重ねた女性でも採用されやすい傾向にあります。

特に子育てが一段落した主婦(夫)の方などは、生活者としての視点を持っているため、「キッチンの使い勝手」や「近隣スーパーの利便性」などを具体的にお客様に伝えることができます。特別なスキルがなくても、人当たりの良さや丁寧な対応ができれば即戦力として重宝されるため、再就職のチャンスとして非常に魅力的な選択肢と言えます。

宅建などの資格手当で収入を増やせる

給料が上がりにくいというデメリットをお伝えしましたが、それをカバーする強力な武器が「資格」です。特に「宅地建物取引士(宅建)」の資格を持っていれば、事務職であっても月1万円〜3万円程度の資格手当が支給される会社が多いです。

宅建があれば、不動産取引における重要事項説明という独占業務を行うことができます。これにより、単なる事務員ではなく「専門性を持ったスタッフ」として社内での地位も向上します。未経験からスタートして働きながら資格を取得し、一般事務では考えられないような年収を実現している人も実際にいます。

生活にも役立つ知識

不動産の知識は、自分自身が家を買ったり借りたりする際や、将来の資産運用を考える際にも非常に役立ちます。一生モノの知識が身につくのは大きなメリットです。

専門知識を得て次の職場へステップアップ

不動産事務で身につけたスキルや知識は、キャリアの「踏み台」としても有効です。契約書の作成スキル、法律知識、クレーム対応で培った対人折衝能力は、他の業界でも高く評価されます。

例えば、不動産管理会社での経験を活かして、より待遇の良い大手企業の総務部へ転職したり、法律事務所のパラリーガルへ転身したりするケースもあります。「一生この会社で働く」と気負うのではなく、「まずはここで実務経験と資格を手に入れる」と割り切って働くのも賢い戦略の一つです。

自分に合う会社なら長く続けられる可能性

「不動産会社」と一口に言っても、その社風は千差万別です。ノルマに厳しい体育会系の大手仲介会社もあれば、地域に根ざしてアットホームに経営している街の不動産屋さんもあります。

後者のような小規模な会社では、社長や少人数のスタッフと家族のように働ける場合もあり、融通が利きやすく居心地が良いという声も聞きます。大切なのは、「不動産事務=すべて悪」と決めつけるのではなく、自分の性格やライフスタイルに合った会社を見極めることです。面接で職場の雰囲気を確認し、無理なく働けそうな環境を選べば、長く安定して続けられる仕事になるはずです。

結論として不動産事務はやめたほうがいいのか

結局のところ、不動産事務が「やめたほうがいい仕事」かどうかは、あなたの性格と会社選び、そして「何を得たいか」という目的意識次第です。

もしあなたが、静かな環境で黙々と作業をしたいタイプなら、正直なところ向いていないかもしれません。しかし、人と接するのが好きで、テキパキと仕事をこなすことにやりがいを感じるなら、未経験からでも専門性を身につけられる素晴らしい環境になります。「きつい」という評判だけで選択肢から外してしまうのはもったいないかもしれません。まずは自分が仕事に何を求めているのかを整理し、覚悟を持って飛び込む価値があるかどうかをじっくり考えてみてくださいね。

 

この記事を書いた人

\私らしく働く幸せを/

~自分らしさを軸に、輪を広げ、和を紡ぐ~

「はたらくわ」という名称には、「輪」と「和」の両方の意味が込められています。「輪」は人々のつながりや結束を表し、「和」は調和や協調を意味します。
この二つの要素を組み合わせることで、働く女性が自分らしく働きながら、豊かなつながりと調和を築ける場を提供するメディアです。

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