仕事行きたくないは当たり前。ツラい気持ちとの向き合い方

コラム

こんにちは。はたらくわ編集部です。

「あー、仕事行きたくないな…」毎朝のようにそう思うけど、それが当たり前になっていませんか?特に30代や40代の働く女性は、やらなければいけないことが多く、自分の気持ちに蓋をしてしまいがちですよね。仕事に行きたくないのはただの甘えなんじゃないか、いっそ辞めたいと考えてしまったり、朝になると涙が出るほど辛くて、もしかして心の病気かも…なんて不安に思う日もあるかもしれません。この記事では、そんなあなたのモヤモヤした気持ちに寄り添い、その原因と具体的な対処法を一緒に考えていきたいと思います。

  • 「仕事行きたくない」と感じるのが当たり前な理由
  • 30代・40代女性特有の心と体のサイン
  • ツラい朝を乗り切るための具体的な対処法
  • 気持ちと向き合い、前向きな一歩を踏み出すヒント

仕事行きたくないが当たり前になる理由

「なぜこんなに仕事に行きたくないんだろう?」その気持ち、あなただけじゃありません。多くの働く人が同じように感じています。まずは、その感情が「当たり前」になってしまう背景にある、心や体のサインを一緒に見ていきましょう。自分を責める前に、原因を知ることで少し楽になるかもしれません。

仕事に行きたくないのは甘えという罪悪感

「仕事に行きたくないなんて、甘えているだけだ」と自分を責めてしまうこと、ありませんか?特に真面目で責任感の強い人ほど、そう感じてしまう傾向があるかなと思います。でも、働く人の多くが「仕事に行きたくない」と感じた経験があるという調査結果もあるくらい、それはごく自然な感情なんです。

毎日100%のやる気で仕事に向かえる人の方が、むしろ少ないかもしれません。「行きたくない」と感じるのは、あなたがダメだからでも、甘えているからでもなく、心や体が休息を求めているサイン。まずは、「そう感じてもいいんだ」と自分を許してあげることから始めてみませんか。

30代40代女性に多い心身の不調

30代から40代は、キャリアにおいても重要な時期であると同時に、プライベートでも大きな変化が訪れやすい年代です。仕事では中堅として責任ある立場を任され、家庭では育児や親の介護など、自分のこと以外にもエネルギーを注ぐ場面が増えてきます。

まさに「仕事」と「家庭」の板挟み状態で、常に気を張り詰めている方も多いのではないでしょうか。知らず知らずのうちに溜まった疲労やストレスが、心身の不調として現れ、「仕事に行く気力がない…」という状態を引き起こしている可能性も考えられますね。

ホルモンバランスの乱れとやる気の関係

女性の場合、心身の不調にホルモンバランスが大きく影響していることもあります。PMS(月経前症候群)によって生理前になると気分が落ち込んだり、イライラしやすくなるのはよく知られていますよね。さらに30代後半から40代にかけては、更年期に向けて女性ホルモンが揺らぎ始める時期でもあります。

このホルモンの変化が自律神経の乱れにつながり、

  • なんだか体がだるい
  • 理由もなく不安になる
  • やる気が出ない

といった症状を引き起こすことがあります。これは決して意志の弱さではなく、体の仕組みによるもの。もし周期的に気分の浮き沈みを感じるなら、一度婦人科で相談してみるのも一つの手だと思います。

職場の人間関係によるストレス

仕事に行きたくない原因として、最も多いものの一つが職場の人間関係ではないでしょうか。上司からのプレッシャー、部下とのコミュニケーション、同僚との微妙な距離感など、気を使う場面はたくさんありますよね。

特に30代・40代になると、上と下の世代の橋渡し役を求められることも多く、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでいることも。もし特定の人物や環境が原因で「会社に行きたくない」と感じるのであれば、それはあなたのせいではありません。我慢しすぎず、信頼できる人に相談したり、物理的に距離を置く工夫も必要かもしれません。

ハラスメントを受けている場合は

もしパワハラやセクハラなど、明確なハラスメントに悩んでいる場合は、一人で抱え込まずに社内の相談窓口や外部の専門機関に必ず相談してください。あなたの心と安全が何よりも大切です。

乱れがちな自律神経が不調のサインに

過度なストレスや不規則な生活が続くと、心身のオン・オフを切り替える自律神経のバランスが乱れやすくなります。自律神経が乱れると、しっかり寝ても疲れが取れなかったり、朝すっきりと起きられなかったり、頭痛やめまい、動悸といった身体的な症状が現れることがあります。

「気合が足りない」のではなく、体が強制的に休息を求めている状態なのかもしれません。こうした体のサインを感じたら、それは「もう限界だよ」というSOS。無理をせず、意識的に休息をとることが大切ですね。

「仕事行きたくないは当たり前」からの脱却

「行きたくない」という気持ちを認めた上で、じゃあどうすればいいの?という具体的なアクションプランを考えていきましょう。毎日の憂鬱な気分から抜け出し、少しでも心を軽くするためのヒントがきっと見つかるはずです。無理せず、できそうなことから試してみてくださいね。

仕事に行きたくない朝を乗り切るコツ

特に憂鬱なのが朝の時間ですよね。「今日もまた仕事か…」と布団から出られない日もあると思います。そんな朝を乗り切るための、ちょっとしたコツをいくつかご紹介します。

  • 朝日を浴びる: カーテンを開けて太陽の光を浴びると、体内時計がリセットされ、気分を前向きにするセロトニンというホルモンの分泌が促されるそうです。
  • 好きな音楽を聴く: 通勤中に気分が上がるお気に入りの曲を聴くだけでも、気持ちの切り替えに繋がります。
  • 小さな楽しみを用意する:「仕事帰りに好きなスイーツを買う」「ランチは少し贅沢する」など、今日の終わりに楽しみな予定を入れておくと、一日を乗り切るモチベーションになります。
  • 思い切って休む連絡をする: どうしても無理な日は、勇気を出して休むことも大切です。午前中だけ休む「半休」という選択肢もありますよ。

今すぐ試せる具体的な対処法

憂鬱な気分を少しでも和らげるために、日常生活の中で今すぐ試せる対処法もあります。自分に合いそうなものを見つけて、ぜひ取り入れてみてください。

心を軽くするセルフケア

誰かに話を聞いてもらう
信頼できる友人や家族に、今の気持ちをただ聞いてもらうだけでも、心は軽くなります。もし周りに話し相手がいなければ、専門のカウンセラーに相談するのも有効な手段です。

紙に書き出してみる
何が嫌なのか、何に不安を感じているのかを紙に書き出してみると、頭の中が整理されて、漠然とした不安の正体が見えてくることがあります。

軽い運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動は気分転換に効果的です。体を動かすことで、ネガティブな思考から意識をそらすことができます。

完璧主義を手放す
「すべて完璧にこなさなければ」という思いが、自分を追い詰めているのかもしれません。「今日は60点でOK」と、少しだけハードルを下げてみましょう。

もしかしたら病気のサインかも?

「仕事に行きたくない」という気持ちが一時的なものではなく、長期間続いている場合は注意が必要です。特に、以下のような状態が2週間以上続く場合は、うつ病や適応障害といった心の病気が隠れている可能性も考えられます。

こんなサインはありませんか?

  • 以前は楽しめていた趣味が楽しめない
  • 食欲がない、または食べ過ぎてしまう
  • なかなか寝付けない、または寝過ぎてしまう
  • 朝、特に気分が落ち込み、体が鉛のように重い
  • 理由もなく涙が出る
  • 仕事でミスが増えたり、集中力が続かない

これらの症状は、心と体が限界に近いというサインかもしれません。決して一人で抱え込まず、心療内科や精神科といった専門医に相談することを検討してみてください。専門家のアドバイスを受けることで、適切な治療や休養に繋がり、回復への道が開けることがあります。

もう辞めたいと思った時の判断基準

「もう、こんなに辛いなら辞めたい」と感じることもありますよね。勢いで退職を決めてしまう前に、一度立ち止まって冷静に考えてみましょう。

その「行きたくない」原因は、今の職場環境にあるのか、それとも仕事内容そのものにあるのかを見極めることが大切です。もし人間関係や労働環境が原因なら、部署異動を願い出たり、休職して心身を休めたりすることで解決する可能性もあります。

仕事内容自体に興味が持てない、キャリアアップが見込めないといった理由であれば、転職が前向きな選択肢になるかもしれません。自分の気持ちと向き合い、何が一番の解決策になるかをじっくり考えてみましょう。退職を考える前に、まずは有給休暇を消化して、仕事から離れてみるのも良い方法です。

将来のキャリアを見つめ直す機会

「仕事に行きたくない」というネガティブな感情は、実は自分のキャリアを本気で見つめ直す良いきっかけになるかもしれません。30代、40代はキャリアの折り返し地点。この先、自分はどんな働き方をしたいのか、何にやりがいを感じるのかを考える絶好の機会と捉えることもできます。

「今の仕事の何が嫌で、どんなことなら続けられそうか」
「5年後、10年後、どんな自分になっていたいか」

こうした問いを自分に投げかけることで、今の会社で頑張り続けるのか、新しい道を探すのか、進むべき方向性が見えてくるかもしれません。すぐに答えが出なくても、考え始めることに価値があります。

仕事行きたくないが当たり前の毎日を変える

ここまで、「仕事行きたくない」という気持ちが「当たり前」になってしまう理由と、そこから抜け出すためのヒントについてお話ししてきました。この気持ちは、決して甘えやわがままではなく、頑張っているあなたからの大切なSOSサインです。

まずは、そんな自分を認めて、労ってあげることから始めてみてください。今日ご紹介した対処法の中から、一つでも試せそうなものがあれば、ぜひ取り入れてみてくださいね。仕事行きたくないが当たり前の毎日から、少しでも心が軽くなる日が増えるよう、応援しています。

 

この記事を書いた人

\私らしく働く幸せを/

~自分らしさを軸に、輪を広げ、和を紡ぐ~

「はたらくわ」という名称には、「輪」と「和」の両方の意味が込められています。「輪」は人々のつながりや結束を表し、「和」は調和や協調を意味します。
この二つの要素を組み合わせることで、働く女性が自分らしく働きながら、豊かなつながりと調和を築ける場を提供するメディアです。

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