こんにちは。はたらくわ編集部です。
転職先が決まり、いよいよ今の会社に退職を伝える…という段階になると、「どう切り出せばいいんだろう?」「引き止められたらどうしよう…」といった不安が出てきますよね。
特に30代、40代の女性にとっては、これまでのキャリアや人間関係もある分、なるべく円満に退職したいと考えるのは自然なことだと思います。上司への伝え方一つで、退職までの期間の過ごしやすさが大きく変わってしまうことも。
退職をいつ言うか、どんな理由を話すか、同僚への報告は…など、考え始めるとキリがないかもしれません。この記事では、そんなあなたの悩みを解消し、スムーズな退職を実現するための具体的な伝え方や例文を詳しく解説していきます。
- 円満退職するための伝え方の基本原則
- 上司への切り出し方と具体的な報告例文
- 強い引き止めや質問へのスマートな対処法
- 退職日までにやるべきことのチェックリスト
円満に進める!退職で次が決まっている時の伝え方

転職先がすでに決まっている場合、退職の意思は固まっています。ここでの目標は、いかに円満に、そしてスムーズに手続きを進めるか、ですね。30代〜40代のビジネスパーソンとして、感情的にならず、礼儀と感謝を忘れずに対応することが、気持ちの良い次のステップに繋がります。ここでは、そのための基本的な心構えと具体的なアクションを見ていきましょう。
退職を伝えるベストなタイミングとは
退職を伝えるタイミングは、円満退職において最も重要なポイントの一つです。
法律上は「2週間前」でOKとされていますが、現実的には引き継ぎや後任者の選定などを考えると、あまりにも短いですよね。お世話になった会社への配慮として、退職希望日の「1.5ヶ月〜2ヶ月前」に伝えるのが、最も誠実な対応と言えるでしょう。
もちろん、まずは会社の就業規則を確認することが大前提です。「1ヶ月前まで」と定められていることが多いですが、規則を守りつつも、余裕を持ったスケジュールを提示することで、「最後まで責任を果たしてくれる」という信頼に繋がります。
伝える前の最終チェック
退職の意思を伝えるのは、必ず転職先から「内定承諾書」や「労働条件通知書」を受け取り、入社が確定してからにしましょう。口約束の段階で伝えてしまい、万が一内定が取り消しになる…なんて事態は絶対に避けたいですからね。
まずは直属の上司にアポイントを取る
退職の意思を最初に伝える相手、これは絶対に「直属の上司」です。 仲の良い同僚や、お世話になった先輩、人事部に先に話してしまうのはマナー違反。上司が他の人からあなたの退職の話を聞くことになれば、メンツを潰されたと感じ、心証を悪くする最大の原因になってしまいます。
アポイントの取り方も大切です。廊下や執務スペースでの立ち話ではなく、「少しご相談したいことがございますので、15分ほどお時間をいただけないでしょうか?」と声をかけ、会議室など二人きりで落ち着いて話せる場所を確保しましょう。リモートワークの場合は、ビデオ通話で顔を見て話せる場を設けてもらうのが良いですね。
円満退職を叶える上手な切り出し方
いよいよ上司に退職を伝える場面。緊張する瞬間ですが、切り出し方次第でその後の会話の流れがスムーズになります。
まず、アポイントを取ってくれたことへの感謝を伝えます。「お忙しいところ、お時間いただきありがとうございます」の一言で、場の空気が和らぎますね。
本題に入るときは、申し訳ないという気持ちを示しつつも、退職の意思が固いことを明確に伝えることが重要です。「大変申し上げにくいのですが、この度、退職させていただきたく考えております」と、はっきり伝えましょう。曖昧な言い方をすると、「まだ説得の余地があるのでは?」と上司に期待を持たせてしまい、引き止めが長引く原因になります。
ポジティブに変換した退職理由を用意
「次が決まっている」場合、退職理由は「一身上の都合」でも法的には問題ありません。しかし、上司としては理由を聞きたいのが本音でしょう。ここで現職への不満(給与、人間関係、待遇など)を口にするのは絶対にNGです。たとえそれが事実であっても、不満をぶつけてしまうと、円満退職からは遠ざかってしまいます。
大切なのは、「ポジティブな理由」に変換して伝えること。 これまでの経験に感謝を示した上で、今後のキャリアプランを語るのがスマートです。
ポジティブ変換の例
- 給与が低い → 「自分のスキルをより高く評価してくれる環境で挑戦したい」
- 残業が多い → 「ワークライフバランスを整え、長期的なキャリアを築きたい」
- 人間関係が悪い → 「新しい環境で、〇〇の専門性を高めたい」
このように伝えることで、上司も「本人のキャリアのためなら仕方ない」と納得しやすくなり、応援する気持ちで送り出してくれる可能性が高まります。
【例文】そのまま使える上司への報告
ここまでのポイントを踏まえて、具体的な報告の例文をご紹介します。自分自身の言葉でアレンジして使ってみてください。
上司への伝え方 基本例文
「〇〇さん(上司)、お忙しいところお時間いただきありがとうございます。
大変申し上げにくいのですが、この度、一身上の都合により退職させていただきたいと考えております。
〇〇さんには入社以来、多くのことを教えていただき、心から感謝しております。
実は、かねてより興味のあった〇〇の分野に挑戦したいという思いが強くなり、転職活動をしておりました。この度、ありがたいことに次の職場が決定いたしました。
つきましては、誠に勝手なお願いで恐縮ですが、退職日を〇月〇日(1.5〜2ヶ月後)でご調整いただくことは可能でしょうか。
残りの期間、後任の方への引き継ぎは責任を持って全力で行い、業務に支障が出ないよう努めますので、何卒よろしくお願いいたします。」
この例文のポイントは、「感謝」「退職の固い意思」「ポジティブな理由」「具体的な退職希望日」「引き継ぎへの責任感」がすべて盛り込まれている点です。この型を基本に、誠実な態度で臨みましょう。
いざ退職!次が決まっているときの伝え方と問答集

退職の意思を伝えた後、上司から様々な質問をされたり、時には強い引き止めにあったりすることも想定されます。慌てずに、冷静かつ誠実に対応できるよう、よくあるケースの問答集を用意しました。事前にシミュレーションしておくことで、当日の心の余裕が全く違ってきますよ。
強い引き止めへのスマートな対処法
「今辞められたら困る」「君がいないとプロジェクトが進まない」といった言葉で、強く引き止められるケースは少なくありません。 評価されていることへの感謝を伝えつつも、「決意は変わらない」という毅然とした態度を示すことが大切です。
「お引き止めいただき、本当にありがとうございます。そのように言っていただけて、大変心苦しいのですが、自分自身で熟慮した上での決断ですので、退職の意思は変わりません。申し訳ありません」と、感謝と謝罪をセットで伝えましょう。
それでも話が平行線になる場合は、「すでに転職先と入社承諾書を交わしており、〇月〇日から入社することが決定しております」と伝えるのが最も効果的です。物理的に入社日を変更できない事実を伝えることで、上司もそれ以上の引き止めは難しいと理解してくれるはずです。
転職先をしつこく聞かれた時の返し方
「次の会社はどこ?」「なんていう会社?」と、転職先について詳しく聞かれることもよくあります。しかし、具体的な社名まで答える義務は一切ありません。
角を立てずに断りたい場合は、以下のような返し方がおすすめです。
転職先のうまい「かわし方」
- 業界・業種だけ伝える:「ありがとうございます。業界は同じWeb系です。現職での経験を活かせる分野に進みます」
- 入社前を理由にする:「大変恐縮ですが、まだ正式な入社前ですので、具体的な社名については控えさせていただけますでしょうか」
- 転職先のルールを理由にする:「転職先から、入社まで社名は公にしないようにと言われておりまして…申し訳ありません」
笑顔で「ご縁がありまして」と濁しつつ、「また落ち着きましたらご報告させてください」と添えるのも良いですね。
同僚や取引先にはいつ言うべきか
退職の意思を伝えた後、仲の良い同僚にすぐに話したくなる気持ちは分かりますが、そこはぐっと我慢。正式な公表日は、必ず上司と相談して決めましょう。
許可なく個人の判断で話してしまうと、情報が不正確な形で広まったり、上司の管理能力が問われたりして、トラブルの原因になりかねません。
- 同僚・他部署へ:上司と退職日が確定し、「〇日から公表してOK」という許可が出てから報告します。
- 取引先へ:会社の指示に従うのが基本です。通常は、後任者を紹介する必要があるため、最終出社日の1〜2週間前に後任者と一緒に挨拶に伺うのが一般的です。
自分一人の問題ではないことを意識し、組織人としてのルールを守ることが円満退職の秘訣です。
最終出社日までの挨拶と心構え
退職日が決まったら、最終出社日に向けて計画的に業務の引き継ぎを進めましょう。「立つ鳥跡を濁さず」という言葉通り、最後まで責任感のある姿勢を見せることが大切です。
引き継ぎ資料は、後任者が誰であっても分かるように、丁寧で分かりやすいものを作成するよう心がけましょう。関係部署への挨拶回りも、上司に相談しながら計画的に行います。
最終出社日には、お世話になった方々へ直接、またはメールで感謝の気持ちを伝えるのを忘れずに。社用のPCのデータ整理や備品の返却なども、漏れがないようにチェックリストを作っておくと安心ですね。
有給休暇の消化について
残っている有給休暇の消化についても、引き継ぎスケジュールを考慮した上で、早めに上司に相談しましょう。法律で定められた労働者の権利ではありますが、一方的に「〇日から休みます」と宣言するのではなく、業務に支障が出ないよう調整する姿勢を見せることが大切です。
円満を目指す退職 次が決まっている 伝え方
ここまで、次が決まっている場合の退職の伝え方について、具体的なステップや注意点を見てきました。最後に、円満退職のためのチェックリストで全体を振り返ってみましょう。
円満退職のための最終チェックリスト
- □ 転職先から内定承諾書を受け取りましたか?
- □ 会社の就業規則で退職の申し出時期を確認しましたか?
- □ 直属の上司に、対面で話すアポイントを取りましたか?
- □ 会社の不満ではなく、ポジティブな退職理由を準備しましたか?
- □ 感謝の気持ちと、退職の固い意思を伝える準備はできていますか?
- □ 引き止めや質問への回答をシミュレーションしましたか?
- □ 退職日まで、責任を持って業務と引き継ぎを行う覚悟がありますか?
転職先が決まっていると、気持ちが次のステージに向かいがちですが、最後まで社会人としての礼儀と感謝の気持ちを忘れずに対応することが、あなた自身の未来のキャリアにとってもプラスになるはずです。この記事が、あなたの新たな一歩を気持ちよく踏み出すためのお役に立てたら嬉しいです。
