こんにちは。はたらくわ編集部です。
お世話になった上司や先輩、あるいは大好きなお母さんが定年退職を迎えるとき、これまでの感謝を込めて素敵なプレゼントを贈りたいですよね。
でも、「予算はどれくらいが失礼にならない?」「何を贈れば喜んでもらえるの?」と悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
特に女性への贈り物は、おしゃれさや実用性、そしてマナーなど気をつけるポイントがたくさんあります。最後の日を笑顔で送り出せるよう、失敗しない選び方やおすすめのアイテムをしっかりリサーチしました。
- 60代女性に喜ばれる具体的なプレゼントの相場
- 知らないと恥をかく贈り物に関するNGマナー
- センスが良いと褒められるおしゃれなギフト厳選
- 感謝の気持ちが伝わるメッセージカードの文例
女性への定年退職の贈り物マナーと相場

定年退職という人生の大きな節目には、失礼のないようきちんとしたマナーを押さえておくことが大切です。ここでは、相手との関係性に合わせた適切な予算相場や、渡す際のマナー、避けるべきNGアイテムについて解説します。
60代の上司や母親への金額相場
贈り物の予算は、相手との関係性や贈る人数によって大きく変わります。高すぎると相手に気を遣わせてしまい、安すぎると失礼にあたる可能性があるため、一般的な相場感を把握しておきましょう。
【関係性別の予算目安】
- 職場の個人として贈る場合: 3,000円~5,000円
相手がお返しを気にしなくて済む、ちょうど良い金額感です。 - 部署やチームなど連名で贈る場合: 10,000円~30,000円
一人あたり500円~3,000円程度を集めるのが一般的です。 - 母親など親族へ贈る場合: 10,000円~50,000円
プレゼントだけでなく、家族での食事会や旅行を贈るケースも多く見られます。
特にお世話になった上司であっても、個人で高額すぎるものを贈るのは避けたほうが無難です。感謝の気持ちを金額に乗せるのではなく、メッセージカードや渡し方で表現しましょう。
のしの書き方と渡すタイミング
定年退職の贈り物は、正式な慶事の一つです。親しい間柄であっても、基本的には「のし(熨斗)」を掛けて渡すのがマナーです。水引は、何度あっても嬉しいお祝い事を意味する「紅白の蝶結び」を選びます。
表書きには以下のような言葉を選びましょう。
- 御礼
- 謹呈
- 御祝(定年退職の場合のみ使用可)
注意点
「御退職御祝」と書くと4文字(死文字)になり、縁起が悪いとされることがあるため避けるのが無難です。また、最近では「ありがとう」や「お世話になりました」といったメッセージが書かれたカジュアルなのしも人気があります。
渡すタイミングについては、退職日の当日、または送別会の席がベストです。退職が決まってすぐ(1ヶ月以上前など)に渡してしまうと、「早く辞めてほしい」という意味に取られかねないため注意が必要です。もし最終出社日に会えない場合は、最終日の1週間前から前日までに渡すようにしましょう。
ハンカチはNG?避けるべき品物
良かれと思って選んだものが、実はマナー違反だったというケースは少なくありません。特に目上の方への贈り物には、タブーとされる品物がいくつか存在します。
| アイテム | 避けるべき理由 |
|---|---|
| ハンカチ | 漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、縁を切ることを連想させるため。 |
| 日本茶 | 香典返しなど弔事に使われることが多く、お祝いには不向きとされるため。 |
| クシ | 「苦」や「死」を連想させる語呂合わせのため。 |
| 靴・スリッパ | 「相手を踏みつける」という意味になり、目上の方には失礼にあたるため。 |
| 現金 | 「生活の足しにしてください」という意味合いが含まれるためNG。 |
ただし、ご本人が希望している場合や、親しい間柄であれば、あまり気にしすぎなくても良いという風潮もあります。その場合は、「ハンカチはマナー違反と言われますが、素敵な柄だったのでぜひ使ってほしくて」と一言添えるとスマートです。
持ち帰りに困らない消え物の配慮
意外と見落としがちなのが、「持ち帰りの負担」です。最終出社日は、私物や会社から支給された記念品、花束などで荷物が多くなりがちです。そこに大きくて重いプレゼントや、割れ物の食器などを渡してしまうと、帰宅時の大きな負担になってしまいます。
電車通勤の方であればなおさら、「軽くてかさばらないもの」を選ぶのが大人の気遣いです。食べた後に残らないお菓子(消え物)や、コンパクトな体験ギフトなどは、持ち帰りの負担が少なく喜ばれるポイントの一つです。
女性の定年退職に喜ばれる贈り物選び

ここからは、30代~40代の女性目線で選ぶ、60代の女性に「センスが良い!」と喜んでもらえる具体的なおすすめギフトをご紹介します。「お疲れ様でした」の気持ちと、「これからの人生を楽しんで」というエールを込めて選びましょう。
おしゃれで高級な入浴剤やコスメ
長年の勤務による疲れを癒やしてほしいという思いから、バスグッズやボディケア用品は非常に人気があります。自分ではなかなか買わないような「高級ブランドの入浴剤」や、香りの良いバスソルトは、自宅でスパ気分を味わえる素敵な贈り物です。
おすすめブランド例
SABON(サボン)、AYURA(アユーラ)、L’OCCITANE(ロクシタン)など、パッケージがおしゃれで香りの質が高いものが選ばれています。
また、これからの時間を美しく過ごしてほしいという願いを込めて、ハンドクリームやネイルオイルなどのコスメもおすすめです。ただし、香りが強すぎるものは好みが分かれるため、誰にでも好かれる優しい香りのものや、無香料で成分にこだわったものを選ぶのが無難です。
日持ちする有名店のお菓子やグルメ
「消え物」であるお菓子やグルメは、相手に負担をかけない定番ギフトです。定年退職の贈り物として選ぶなら、近所のスーパーでは買えない有名ホテルや老舗和菓子店のものがベストです。
選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- 日持ちするもの: 退職後は旅行などに出かける可能性もあるため、賞味期限が長い焼き菓子などが安心です。
- 個包装されているもの: 少しずつ自分のペースで楽しめるよう、個包装タイプが喜ばれます。
- パッケージの上質感: 箱を開けた瞬間にときめくような、美しいデザインのものを選びましょう。
甘いものが苦手な方には、高級茶葉やドリップコーヒーのセット、あるいは普段自分では買わないような高級だしや調味料セットなども「実用的で嬉しい」と好評です。
記念に残る花やフラワーギフト
退職祝いといえば花束が定番ですが、生花は「持ち帰りが大変」「花瓶がない」「手入れが面倒」というデメリットもあります。そこで最近人気なのが、プリザーブドフラワーやボックスフラワーです。
プリザーブドフラワーは水やりの必要がなく、長期間美しい状態を楽しめるため、記念品として飾っておくのに最適です。また、ボックスフラワーであれば、箱に入っているため持ち運びが楽で、そのまま置いて飾れる利便性があります。
実用的なエステなどの体験ギフト
物は十分に持っている世代の女性には、「モノ」ではなく「コト(体験)」を贈るのが今のトレンドです。「定年後の自由な時間を優雅に過ごしてほしい」というメッセージと共に、エステチケットやホテルのアフタヌーンティーチケットを贈ってみてはいかがでしょうか。
カタログギフト形式の体験ギフトなら、本人が行きたい場所や日時を自由に選べるため、予定を合わせる必要もありません。「ゆっくり温泉に行ってね」と旅行券を贈るのも、親族や親しい間柄ならとても喜ばれます。
感謝を伝えるメッセージカード文例
どんなに高価なプレゼントよりも、心のこもった手書きのメッセージが一番嬉しいという方も多いものです。プレゼントには必ずメッセージカードを添えましょう。
【フォーマルな文例】
長きにわたりご指導いただき、本当にありがとうございました。〇〇さんの温かいお人柄に、いつも救われておりました。今後のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
【ややカジュアルな文例】
ご定年おめでとうございます。〇〇さんと一緒に働けたことは、私にとって大切な宝物です。これからはご自身の時間をゆっくりと楽しんでくださいね。落ち着いたらまたランチに行きましょう!
「寂しくなります」という言葉も悪くありませんが、それ以上に「感謝」と「未来へのエール」を伝えるポジティブな内容にするのがポイントです。
女性への定年退職の贈り物選びまとめ
定年退職は「終わり」ではなく、新しい人生の「始まり」です。これまでの感謝を伝えるとともに、これからの生活が彩り豊かになるようなアイテムを選ぶことが大切です。
- 相場は関係性により3,000円~30,000円程度
- 持ち帰りに困らない「軽さ」や「コンパクトさ」を配慮する
- ハンカチや現金など、目上の方へのNGマナーに注意する
- 「お疲れ様」の癒やしや、「これから楽しんで」という体験を贈る
ぜひ、相手の方の笑顔を思い浮かべながら、素敵な贈り物を選んでみてくださいね。

